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このページには、検索やチャットで何度も出てくるLUNCの小さな疑問を集めました。どの回答も短く、オンチェーンや公式の情報源で確認できたことだけに絞っています。確認できなかった事実については、推測せずにそう書いています。
大きなテーマはほかのページに任せています。価格はライブ価格のページ、トークンの定義はLUNCとは、長期的な将来性の議論はLUNCは回復するかで扱っています。それ以外の疑問を、テーマごとに以下にまとめました。
名前・ティッカー・意味
LUNCは何の略? LUNCはLuna Classicの意味です。2022年5月まで、このコインは単にLUNAと呼ばれ、Terraブロックチェーンのネイティブトークンでした。USTの崩壊後、ガバナンス提案1623で新チェーンTerra 2.0が立ち上がり、LUNAの名前を引き継ぎました。元のチェーンはTerra Classicに、そのコインはLUNCに、旧ステーブルコインのUSTはUSTCになりました。「Luna」はラテン語で月を意味し、コミュニティのイメージに月のモチーフが多いのはそのためです。
ティッカーはいつもLUNC? いいえ。ここで間違える人がたくさんいます。Kraken、Bitkub、Bitvavoは、今もTerra Classicを旧ティッカーのLUNAで上場しています。反対に、Binance、OKX、BtcTurkでLUNAといえばTerra 2.0のコインです。注文を出す前に、必ずコインの正式名称と価格を確認しましょう。Terra 2.0は1枚あたりLUNCの数百倍の価格なので、価格を見ればすぐに取り違えに気づけます。違いはLUNCとLUNAの比較で、各取引所がどちらのティッカーを使っているかは取引所一覧で確認できます。
CoinGeckoで「terra-luna」になっているのはなぜ? データサイトは旧チェーンのために元のページと履歴を残したので、LUNCは崩壊前の掲載情報をそのまま受け継ぎました。2022年4月の過去最高値119.18ドルもそのひとつです。この最高値は、供給量が約6.9兆枚に膨れ上がる前の、旧LUNA時代のものです。
LUNCのロゴ:公式版とファン版
Terra Classicを所有する会社や財団がないため、LUNCの公式ブランドキットは存在しません。CoinGeckoやterra-classic.ioなどのコミュニティハブで見かけるアイコンが、いちばん広く認識されているものです。それ以外にも、燃える月、ライオンやドラゴンのマスコット、LUNCの文字が入った金貨など、ファンが作ったバージョンがたくさんあります。
ファンロゴはミームやアイコンに使うぶんには問題ありません。ただし本物の証しにはなりません。完璧なロゴを付けた偽のコントラクトもありうるので、アイコンで本物かどうかを判断するのはやめましょう。代わりにチェーン、denom、コントラクトアドレスを確認してください。
LUNCはマイニングできる?
できません。Terra ClassicはCosmos SDK上で動くプルーフ・オブ・ステークのチェーンなので、マイナーもハッシュパワーも存在しません。ブロックは、ステーキングされたLUNCの量に応じて選ばれるバリデーターが生成します。発行インフレ率はゼロに設定されており、ブロック生成によって新しいLUNCが生まれることは一切ありません。
マイニングにいちばん近いのはステーキングです。LUNCをバリデーターに委任すると、主にバーン税の一部で補充されるオラクル報酬プールと、ガス代の一部から報酬が支払われます。実測のリターンは、一般的なバリデーター手数料を差し引いて年およそ2%で、いまだに一部のウォレットが表示している12〜15%を大きく下回ります。詳しくはステーキングガイドで、唯一の「ハードウェア」ルートであるノードの運営についてはバリデーターガイドで解説しています。
「LUNCマイニング」を売るアプリ、クラウド契約、Telegramのボットは、このチェーンでは存在しえないものを売っています。詐欺として扱ってください。
チェーンID・小数点・コントラクトアドレス
開発者やウォレットのユーザーが繰り返し必要とする技術的な事実は、いつも同じいくつかです。ここに一か所にまとめました。オンチェーンのパラメータと公開のチェーンレジストリに基づいています。
Terra Classicの技術的な基本情報
- チェーンID
- columbus-5
- 基本denom
- uluna(1 LUNC = 1,000,000 uluna)
- 小数点以下の桁数
- 6
- アドレスのプレフィックス
- terra1…
- コインタイプ
- 330(Keplrでは代替として118)
- BNB Chain上のラップドLUNC(Wormhole、シンボルLUNA)
- 0x156ab3346823B651294766e23e6Cf87254d68962
では「LUNCのコントラクトアドレス」とは? ネイティブのLUNCにはありません。EthereumにおけるETHにコントラクトがないのと同じで、LUNCはcolumbus-5の基軸コインです。LUNCのコントラクトを聞かれたときは、たいていほかのチェーン上のラップドトークンのことを指しています。最も知られているのが上に示したBNB Chain上のWormholeトークンです。オンチェーン上の名前とシンボルは「LUNC」ではなく「LUNA」で、「Binance-Peg」トークンでもありません。EthereumやSolana版もあり、注意点とともにラップドLUNCのページに載せています。
ラップドトークンはステーキングも投票もできず、旧ShuttleやWormholeのルートが止まっているため、Terra Classicへ確実に戻すこともできません。MetaMaskはラップド版なら保管できますが、Terra ClassicにはEVMがないので、ネイティブのLUNCは扱えません。
ネイティブLUNCを自分のウォレットに?
一般的な流れは、カードでUSDTを買い、LUNCを扱う取引所へ送って購入し、terra1アドレスに出金することです。先にその取引所のLUNC出金状況を確認しましょう。
日本にお住まいの方へ:これらのボタンの先にある取引所は日本居住者を受け付けておらず、金融庁に登録された取引所でLUNCを扱うところもありません。
LUNCの保有者は何人いる?
保有者数は検証できませんでしたし、正確な数字を出せる人はいないと私たちは考えています。Terra Classicは、Ethereumのトークンで一部のトラッカーが出しているような「保有者数」を公表していません。アドレスを数えようとするエクスプローラーも方法がまちまちで、活発なトレーダーの多くはオンチェーンでLUNCを一度も持たず、コインは少数の取引所ウォレットに置かれたままです。
測れるものから見えるのは、全体像の一部です。総供給量のおよそ14%がバリデーターにステーキングされており、データサイト上の総供給量と流通量の差が9,000億LUNCを超えていることは、プールや大口ウォレットにどれだけ眠っているかを示しています。古い参考値をひとつ挙げると、韓国の検察は2022年の崩壊で損失を出した国内のLUNA保有者を約10万人と推計しました。これは一国についての過去の推計であって、現在の人数ではありません。最新の供給量(発行枚数)は供給量のページにあります。
LUNCはハラール?
LUNCを個別に扱ったシャリーアの判断は見つからなかったため、ハラールともハラームとも言えません。最もよく引用される一般的な見解はマレーシアのものです。2020年、マレーシア証券委員会のシャリーア諮問評議会は、SCに登録されたデジタル資産取引所で行う限り、デジタル資産の取引は原則として許容されるとしました。ただし、一部の活動は適合しないとされています。
この一般的な見解で、LUNCの扱いが決まるわけではありません。SC登録の取引所でLUNCを扱うところはなく、LUNC/MYRのペアもないため、マレーシアの購入者は海外に行くしかありません。学者によっては、ステーキング報酬、レバレッジ商品、トークンの投機性を別途検討することもあるでしょう。重要な問題であれば資格のある学者に相談し、現地のルールはマレーシアのガイドとインドネシアのガイドで確認してください。
LUNCは有価証券?
私たちの調査の範囲では、LUNCそのものを正式に分類した規制当局はありません。最も近い法的な経緯はTerraform Labsに関するものです。米国では2024年4月、SECの民事詐欺訴訟で陪審がTerraform LabsとDo Kwonの責任を認め、最終判決は約44.7億ドルになりました。別の刑事事件では、Kwonが有罪を認め、2025年12月に禁錮15年の判決を受けています。
韓国はある一点で逆の判断を示しました。2025年、同国の最高裁判所は、詐欺の起訴は続けつつも、LUNAとUSTは資本市場法上の「金融投資商品」にはあたらないと判断しました。崩壊後のTerra Classicには発行体も会社も財団もないことが、話をさらに複雑にしています。お住まいの国でLUNCがどう扱われるかは現地の法律次第です。法的な経緯の全体は崩壊のページに、SECの発表はsec.govにあります。
LUNCに税金はかかる?
混同されやすい「税」が二つあります。一つ目はオンチェーンのバーン税です。提案12223以降、課税対象の送金に1.5%がかかり、その約80%がバーンされます。これはガバナンス投票で変更できるプロトコルのルールで、バーン税のガイドで解説しています。二つ目は、暗号資産の利益に対して国が課す所得税や取引税です。こちらは住んでいる場所によってまったく変わります。日本の場合、利益は原則として雑所得です。
バーン税は所得税ではない
1.5%のバーン税はチェーンが徴収するもの。LUNCの利益にかかる所得税は、各国のルールのもとで政府が徴収するものです。
| 国・地域 | 暗号資産の利益の扱い |
|---|---|
| 日本 | 雑所得。累進課税で最大約55% |
| 韓国 | 2027年1月1日から250万ウォン超に22%の予定。再延期を議論中 |
| タイ | 2025〜2029年はSEC認可の業者経由に限り個人は非課税 |
| インドネシア | 国内プラットフォームで0.21%、海外で1%の分離課税 |
| ベトナム | 認可事業者を通じた送金ごとに0.1% |
| フィリピン | 通常の所得として0〜35%の累進課税 |
| マレーシア | 個人にキャピタルゲイン税なし。事業としての売買は課税 |
| シンガポール | 投資利益は原則非課税。事業としての売買は課税 |
| 香港 | キャピタルゲイン税なし。事業にあたれば事業所得税 |
| 台湾 | 財産取引所得として総合所得に算入 |
| トルコ | 暗号資産に特化した税なし。2026年の法案は撤回 |
LUNC保有者が知っておくべき安全の基本
どのウォレットを使う? Hexxagonが開発するGalaxy Stationが、Terra Stationの実質的な後継です。Terra StationのClassicモードは、もう動かないノードを指しています。KeplrやLedger(対応ウォレット経由)も使えます。Leapは2026年5月28日にサービスを終了したので、インストールしないでください。詳しくはウォレットガイドをご覧ください。
LUNCをLUNAに交換できる? できません。二つのチェーンの間にスワップもブリッジもなく、2022年のLUNAエアドロップは一度きりのイベントでした。「LUNCからLUNAへの変換」を持ちかける相手は詐欺です。
取引所で買う前に、LUNCの出金が可能になっているか確認しましょう。前回の確認時、Binanceは「ウォレットのメンテナンス」で出金を停止していました。手順全体と落とし穴は購入ガイドで解説しています。なお、日本の金融庁に登録された取引所でLUNCを扱うところはありません。
ティッカーを確認よくある質問
LUNCはマイニングできますか?
できません。Terra Classicはプルーフ・オブ・ステークのチェーンなので採掘という仕組みがなく、発行インフレ率もゼロに設定されています。ブロックを作るのはバリデーターで、保有者はLUNCをバリデーターにステーキングすることで報酬を得ます。利回りは手数料控除後で年およそ2%です。
LUNCはハラールですか?
LUNCに特化したシャリーアの判断は見つかりませんでした。2020年、マレーシア証券委員会のシャリーア諮問評議会は、SCに登録された取引所でのデジタル資産の取引は原則として許容されるとしましたが、SC登録の取引所でLUNCを扱うところはありません。ご自身の状況は、資格のある学者に相談してください。
LUNCの保有者は何人いますか?
信頼できる公開の数字はありません。Terra Classicは保有者数を公表しておらず、エクスプローラーごとにアドレスの数え方が違い、LUNCの多くは取引所の少数のアドレスにまとめて置かれています。ネットで見かける細かい数字は、どれも検証できませんでした。
LUNCは何の略ですか?
LUNCはLuna Classicの略で、Terra Classicのトークンです。2022年5月まではLUNAと呼ばれていましたが、新しいチェーンがLUNAの名前を引き継いだため、元のコインが改名されました。今も旧ティッカーのLUNAでLUNCを上場している取引所があります。
LUNCのトークンアドレス(コントラクトアドレス)は?
ネイティブのLUNCにはコントラクトアドレスがありません。denomがulunaの、columbus-5チェーンの基軸コインです。コントラクトアドレスがあるのはほかのチェーン上のラップド版だけで、たとえばBNB Chain上のWormholeトークンはオンチェーンのシンボルがLUNAになっています。
LUNCは有価証券ですか?
私たちの調査の範囲では、LUNCそのものを分類した規制当局の判断はありません。米SECは2024年にTerraform LabsとDo Kwonに対する民事詐欺訴訟で勝訴し、韓国の最高裁判所は2025年、LUNAとUSTは同国の資本市場法上の金融投資商品にあたらないと判断しました。
出典
- Terra Classic LCD — ステーキングパラメータ(bond denom uluna) · オンチェーンのパラメータ
- Terra Classic LCD — 発行インフレ率 · オンチェーンのパラメータ
- Cosmos chain registry — Terra Classic · チェーンレジストリ
- SEC — Terraform LabsとDo Kwonへの判決 · 規制当局のプレスリリース
- 国税庁 — タックスアンサー No.1524 · 税務当局
- IRAS — デジタルトークンの所得税上の扱い · 税務当局のガイド
- 香港税務局 — DIPN 39 · 税務当局のガイド

