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ネイティブLUNCとラップドLUNC
本物のLUNCが存在するのは、チェーンIDがcolumbus-5のCosmos SDKブロックチェーン、テラクラシックの上だけです。アドレスはterra1で始まり、コインはバリデーターにステーキングでき、課税対象の送金にはチェーンのバーン税がかかります。ラップドLUNCは別物で、他のブロックチェーン上のトークンです。かつてブリッジがテラ上のネイティブコインをロックし、その代わりとなるトークンを相手側のチェーンで発行しました。BNBチェーン、イーサリアム、ソラナ上にあり、「LUNC BEP-20」や「LUNC ERC-20」と呼ばれているのがこれです。
コントラクトアドレス(トークンアドレス)を探している方への結論です。BNBチェーンの主要トークンは0x156ab3346823B651294766e23e6Cf87254d68962で、オンチェーンのシンボルがLUNCではなくLUNAのWormholeトークンです。ラップドトークンはステーキングできず、ガバナンスの投票権もなく、旧ブリッジが休止状態の今、ネイティブLUNCと交換できるものと考えるべきではありません。LUNCを長期保有したいなら、LUNCウォレットガイドで紹介しているネイティブウォレットが適した置き場所です。
確認済みのラップドLUNCコントラクトアドレス
以下のアドレスはすべて、各ブロックチェーン上でトークンのname、symbol、decimals、ownerの各関数を呼び出して直接確認したものです。コピーはこのページか、コミュニティのドキュメントterra-classic.ioから行ってください。トークン検索の入力欄、テレグラムの投稿、ウォレットにエアドロップされたトークンからは絶対にコピーしないでください。
ラップド版・クロスチェーン版のLUNC
- BNBチェーン(BEP-20、Wormhole)
- 0x156ab3346823B651294766e23e6Cf87254d68962
- BNBチェーンの詳細
- シンボルLUNA・桁数6・オーナーはWormholeのトークンブリッジ
- イーサリアム(ERC-20、Wormhole)
- 0xbd31EA8212119f94A611FA969881CBa3EA06Fa3d
- イーサリアムの詳細
- シンボルLUNA・桁数6・オーナーはWormholeのトークンブリッジ
- イーサリアム(ERC-20、旧Shuttle)
- 0xd2877702675e6cEb975b4A1dFf9fb7BAF4C91ea9
- Shuttleの詳細
- 名称「Wrapped LUNA Token」・シンボルLUNA・桁数18・ブリッジは2023年1月31日に終了
- ソラナ(SPLミント、Wormhole)
- F6v4wfAdJB8D8p77bMXZgYt8TDKsYxLYxH5AFhUkYx9W
- Osmosis(IBC denom)
- ibc/0EF15DF2F02480ADE0BB6E85D9EBB5DAEA2836D3860E9F97F9AADE4F57A31AA0
- Osmosisの経路
- transfer/channel-72/uluna・桁数6・IBC経由のネイティブLUNC
規模には大きな差があります。BNBチェーンにはWormholeトークンが約580億単位、イーサリアムには約180億単位あります。イーサリアム上の旧Shuttleトークンはブリッジの終了以来取り残されたまま、今も約2,520億単位が残っており、ソラナのトークンは10億単位を大きく下回る小規模なものです。ラップドトークンの数量はそれぞれのチェーン上で数えられ、LUNCの供給量ページにあるテラクラシックの数字には含まれません。元のブリッジが休止している以上、かつて裏付けとしていたネイティブコインに確実に戻す方法はありません。
トークン名がLUNAになる理由と、「Binance-Peg」ではない理由
2022年5月の崩壊以前、今LUNCと呼ばれているコインは単にLUNAでした。ブリッジがトークンを作ったのはその頃なので、コントラクトは今もシンボルとしてLUNAを返します。テラ2.0が始まると旧チェーンはテラクラシックになり、ほとんどの取引所でコインはLUNCに改名されましたが、スマートコントラクトのシンボルは勝手には変わりません。だからこそ、本物のラップドトークンはMetaMaskやブロックエクスプローラーでLUNAと表示され、逆に偽トークンの多くは堂々と「LUNC」と名乗っています。
BNBチェーンのトークンが「Binance-Peg LUNC」と紹介されているのも見かけますが、これは誤りです。コントラクトのオーナーはWormholeのトークンブリッジで、バイナンス自身のネットワーク一覧でもLUNCはテラクラシックのネイティブネットワークだけに表示され、BNBチェーンの選択肢はありません。つまり、バイナンスからLUNCをBEP-20トークンとして出金することはできず、ラップドトークンをバイナンスの入金アドレスへ送ってもLUNCとして着金することはないので、絶対に送らないでください。取引所でのティッカーの罠はさらに根深く、KrakenとBitkubはテラクラシックをLUNAと表記し、バイナンスはLUNAをテラ2.0に使っています。名称の整理はLUNCとLUNAの違いをご覧ください。
Shuttle・Wormhole・Hyperlane:今も使えるブリッジは?
ラップドトークンは「約束」です。ブリッジが一方のチェーンでネイティブコインを預かり、ラップド版と引き換えに返してくれるという約束です。ブリッジがメッセージの中継をやめれば、その約束を果たす者はいなくなります。ラップドLUNCの大半を発行した2つのブリッジの両方で、まさにそれが起きました。
| ブリッジ | チェーン | 状況 | 意味すること |
|---|---|---|---|
| Shuttle(テラフォームラボ) | イーサリアム、BNBチェーン | 2023年1月31日に終了 | 旧Shuttleトークンは償還できない |
| Wormhole(Portal) | BNBチェーン、イーサリアム、ソラナ | 休止状態。テラクラシック最後のメッセージは2025年7月14日 | 元に戻すことは想定しない |
| Hyperlaneのワープルート | イーサリアム、BNBチェーン、ソラナ | ガバナンスが所有する新しいコントラクト | 別のトークン。実験段階として扱う |
| OsmosisへのIBC | Osmosis | チャネル稼働中、中継も活発 | ネイティブLUNCで双方向に移動可 |
テラフォームラボは、テラクラシックのWormhole対応を2023年5月30日で終了すると発表しました。Wormhole自身のメッセージ記録では、テラクラシックから発信された最後のメッセージは2025年7月14日で、それ以降は何もありません。そのため私たちは読者にはっきりお伝えしています。Wormholeトークンを持っているなら、それが存在するチェーン上で売買できるとは考えても、ネイティブLUNCに戻せるとは考えないでください。
コミュニティの新しい答えがHyperlaneです。2026年7月1日に可決されたガバナンス提案12222でHyperlaneのワープルートに資金が付き、2026年10月には提案12229、12230、12232により、Hyperlaneのコントラクトの所有権がガバナンスへ移され、マルチシグのセキュリティモジュールにあった署名重複のバグを修正する移行が行われ、253,074,165 LUNCの納品報酬が承認されました。ルートはLUNCとUSTCをイーサリアム、BNBチェーン、ソラナと結んでいます。注意点は2つあります。Hyperlaneのトークンは旧Wormholeトークンとは別のコントラクトなので、一方で他方を償還することはできません。また、コミュニティのウォレットドキュメントではブリッジのフロントエンドがまだ開発中とされています。Hyperlaneのトークンアドレスは検証できていないため、ここには載せていません。Terraport BridgeからJuris Bridge、Allbridgeまで、エコシステムに掲載されている他のブリッジはテラクラシックのdAppsのページで取り上げています。
Osmosis上のLUNC:今も機能するクロスチェーンルート
テラクラシックの外にあるLUNCのうち、今も双方向に動かせる唯一の形がOsmosis上のLUNCです。チェーン間送金のCosmos標準であるIBCで移動します。テラクラシックのchannel-1がOsmosisのchannel-72とつながっており、両方のチャネルが開いていて、ライトクライアントも更新されているため、リレイヤーが稼働していることがわかります。この中継にはガバナンスが資金を出しており、最近では2026年下半期分の提案12225がありました。
Osmosis上では、コインは上の表にある長いIBC denomで表示され、このチェーンには約60億LUNCがあります。KeplrかGalaxy Stationから送り、同じ方法で戻せます。移動中のコインはテラクラシック上でエスクローされるため、第三者の借用証書を持つというより、自分のLUNCを動かしている感覚に近いものです。LUNCのIBC送金にはバーン税がかからず、通常のガス代だけで済みます。どの送金に1.5%の税率がかかるかはバーン税ガイドで説明しています。
古い借用証書より、ネイティブLUNCを
カードでUSDTを買い、LUNCを上場している取引所へ送ってそこで購入し、自分で管理するterra1ウォレットへ出金します。このボタンの先の取引所は日本居住者にはサービスを提供していません。
日本にお住まいの方へ:これらのボタンの先にある取引所は日本居住者を受け付けておらず、金融庁に登録された取引所でLUNCを扱うところもありません。
ラップドLUNCをMetaMaskに安全に追加する方法
MetaMaskはterra1アドレスを作れないので、ネイティブLUNCを保管することは決してできず、0xアドレスへLUNCを出金してくれる取引所もありません。できるのは、すでに持っているラップドトークン、たとえば何年も前にBNBチェーンで受け取ったものを表示させることです。安全なのは、コントラクトを手動でインポートする方法です。
正しいネットワークを選ぶ
BEP-20トークンならBNBスマートチェーン、ERC-20トークンならイーサリアムにMetaMaskを切り替えます。アドレスはそれぞれのチェーンでしか機能しません。
トークンのインポートを開く
名前で検索するのではなく、カスタムトークンをインポートする項目を選びます。検索結果にはそっくりな偽トークンが出てくることがあります。
確認済みのアドレスを貼り付ける
このページの一覧からコピーします。貼り付けた後、最初の6文字と最後の4文字を確認してください。
シンボルと桁数を確認する
WormholeトークンならLUNAで桁数6、旧ShuttleトークンならLUNAで桁数18と表示されるはずです。LUNCと表示されたら中止してください。
見覚えのないトークンには触らない
買った覚えのないLUNCトークンがウォレットに現れても、売買や承認はせず、非表示にします。
MetaMaskは独自の価格フィードで残高を表示しますが、流動性の低いブリッジトークンでは価格が表示されなかったり間違っていたりします。その数字をネイティブLUNCの価値と思わないでください。ライブ価格はLUNC価格のページで確認できます。
PancakeSwapなどDEXでの取引
terra-classic.ioのコミュニティドキュメントでは、BNBチェーンのトークンにPancakeSwapとMDEX、イーサリアムのWormholeトークンにUniswap、ソラナのトークンにRaydiumがリンクされています。ラップド版を売買する必要があるならここが出発点になりますが、これらのプールの流動性については検証済みの数字がありません。確定する前にプールの厚みと価格への影響を確認し、スリッページは厳しめに設定してください。プールが薄いと、ネイティブ市場とかけ離れた価格で約定することがあります。
ほとんどの人にとって、ラップドトークンのスワップは適切な手段ではありません。ネイティブLUNCは中央集権型取引所や、Terraswap Classic、Garuda、TerraportといったテラクラシックのDEXで、はるかに厚い板で取引されています。LUNCを持つことが目的なら、ネイティブのコインを買いましょう。オンチェーンのルートはLUNCのスワップ方法で、取引板のある場所はLUNCの取引所の一覧で解説しています。
偽トークンの見分け方
「LUNC」や「Terra Classic」という名前のBEP-20やERC-20トークンは、誰でも数分で発行でき、実際に多くの人が発行しています。偽トークンはたいていシンボルがLUNCで、頼んでもいないエアドロップとしてウォレットに現れたり、支出の承認を求める「受け取り」サイトへのリンクが付いていたりします。そうしたコントラクトを承認すると、ウォレット内の他のトークンまで抜き取られることがあります。
私たちのルールは簡潔です。名前やロゴではなく、アドレスを確認する。WormholeトークンならシンボルはLUNA、桁数は6だと考える。ネイティブLUNCのアドレスは必ずterra1で始まり、本物のウォレットやブリッジがウェブページでシードフレーズを求めることはないと覚えておく。ラップドトークンには何の報酬もないので、ラップドLUNCにステーキング報酬や「バーンボーナス」を約束するサイトは、定義上すべて詐欺です。
よくある質問
BNBチェーンのLUNCのコントラクトアドレス(トークンアドレス)は?
よく知られたBEP-20トークンは0x156ab3346823B651294766e23e6Cf87254d68962です。Wormholeブリッジが発行したもので、オンチェーンのシンボルはLUNA、小数点以下の桁数は6です。Binance-Pegトークンではなく、バイナンスはBNBチェーン経由のLUNC入金を受け付けていません。
LUNCはERC-20トークンですか?
いいえ。ネイティブのLUNCはテラクラシックという独自のブロックチェーン上にあり、アドレスはterra1で始まります。イーサリアム上にあるのはラップド版だけで、Wormholeトークン0xbd31EA8212119f94A611FA969881CBa3EA06Fa3dと旧Shuttleトークン0xd2877702675e6cEb975b4A1dFf9fb7BAF4C91ea9があり、どちらもLUNAと表示されます。
MetaMaskにLUNCを追加するには?
追加できるのはラップドトークンだけで、ネイティブLUNCは追加できません。MetaMaskをBNBスマートチェーンかイーサリアムに切り替え、トークンのインポートを選び、確認済みのコントラクトアドレスを貼り付けます。Wormholeトークンならシンボルが LUNA、桁数が6であることを確認してください。検索結果やエアドロップされたトークンからは絶対にインポートしないでください。
ラップドLUNCをテラクラシックに戻せますか?
期待しないでください。Shuttleブリッジは2023年1月31日に終了し、テラクラシックからの最後のWormholeメッセージは2025年7月14日に記録されたものです。新しいHyperlaneのルートは独自のトークンを発行するため、旧WormholeやShuttleのトークンを償還するものではありません。
ラップドLUNCはステーキングできますか?
できません。ステーキングができるのはテラクラシック上のネイティブLUNCだけで、Galaxy StationやKeplrなどのウォレットからバリデーターに委任します。BNBチェーン、イーサリアム、ソラナ上のラップドトークンにはステーキング報酬もガバナンスの投票権もありません。
出典
- Wormholescan API:テラクラシック(チェーン3)のメッセージ · ブリッジのデータ
- Osmosis LCD:LUNCのIBC denomトレース · オンチェーンのデータ
- バイナンス:コインごとのネットワーク一覧 · 取引所API
- テラクラシック上のHyperlane:納品報告 · ガバナンスフォーラム
- terra-classic.io:コミュニティのドキュメントとエコシステム一覧 · コミュニティのドキュメント
- GitHub:classic-terra/core · チェーンのソースコード
