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LUNCバーンのライブメーターの仕組み
このページ上部のメーターがしていることは一つだけで、しかもそれはあなたのブラウザの中で行われます。公開されているテラクラシックのノードにLUNCの総供給量を問い合わせ、その値をブロック7,790,000時点の供給量から差し引くのです。この時点の6,907,005,702,213 LUNCは、2022年5月27日に記録された暴落後のピークです。差額は「供給から除かれた量」として表示され、ピークに対する割合、読み取ったブロック番号、ライブ価格で換算した金額もあわせて示されます。
なぜこれでバーン量を公平に数えられるのでしょうか。テラクラシックでは新しいコインが一枚も発行されていないからです。ミントモジュールのインフレ率はゼロ、年間の発行量もゼロなので、総供給量は減る方向にしか動きません。消えたコインはすべてバーンモジュールによって破棄されたものです。つまりメーターは「正味」の数字で、バーン税、バイナンスのバッチ、テラフォームラボ(TFL)のウォレットによる大規模バーン、個人の手動バーンを、どれがどれかを区別せずにまとめて数えています。この方法で見ると、およそ4620億枚、ピークの7%弱がすでに消えています。インフレ率はガバナンスで決まるパラメータなので投票で変わる可能性があり、そうなればメーターには新規発行分を示す行が必要になります。
メーターにはライブのバーン税率も表示されます。これはガバナンスが定めた総額ベースの税率で、2026年8月2日に提案12223が可決されてからは1.5%です。そのうちバーンされるのは80%なので、課税送金額の1.2%が実際に供給から消えます。税率の推移、配分、どの送金に課税されるかはバーン税のガイドで詳しく解説しています。
ほかのLUNCバーントラッカーと数字を比べると、数億枚ほどの差が出ることがあります。たとえばLuncScanは、2022年5月13日付とされるコミュニティの基準値6,907,376,873,714 LUNCを使っており、私たちが使うブロック7,790,000の値より約3億7100万枚多くなっています。どちらの方法も誠実です。単に時計をスタートさせる地点が少し違うだけで、その程度の差でどちらかが「間違っている」わけではありません。
バーンされるLUNCの出どころ
バーンといっても中身はさまざまです。バーンモジュールに流れ込む経路は大きく4つあり、規模も予測のしやすさもまったく違います。
オンチェーンのバーン税。通常の送金、マルチセンド、スワップ、authz経由で実行されたメッセージ、コントラクトからウォレットへ支払われるコインが課税対象です。税率1.5%と80/20の配分により、こうした送金ごとに1.2%が同じブロック内でバーンされ、0.15%がコミュニティプールへ、0.15%がステーカーに報酬を払うオラクル報酬プールへ回ります。取引所内での売買、ステーキング操作、IBC送金には課税されないため、税によるバーン量はLUNCが実際にどれだけオンチェーンで動くかで決まります。
バイナンスの手数料バーン。バイナンスは、LUNCの現物・マージン取引で得た手数料の50%を、ホットウォレットからバーンアドレスへ毎月まとめて送って焼却しています。同社が最後に公表した累計は約820億枚で、その後にオンチェーンで確認できたバッチを足すと、オンチェーン集計で870億枚超になります。バッチの規模や日付、10月の不可解な重複はバイナンスのLUNCバーンのページにまとめました。
テラフォームラボのウォレットによる一度きりのバーン。単独では群を抜いて最大の出どころです。LuncMetricsは約2490億枚、バーン全体のおよそ54%を一つのTFLウォレットによるものとしています。このバーンの日付は独自に確認できておらず、そのウォレットに今残っている残高はごくわずかです。残りのTFLウォレットをバーンするよう求めたシグナル提案12202は2025年11月に否決されており、同じことが繰り返される予定はありません。TFLがなぜそれほどのコインを持っていたのかは、テラ・ルナ暴落のページで説明しています。
コミュニティや個人による手動バーン。LUNCは誰でもバーンアドレスへ送れます。DFLUNC、LunaticsToken、TerraCasinoといったプロジェクトがバーン上位のリストに並び、Bitkubは主に自社の送金で支払った税を通じて名前が出てきます。一つひとつは3大ソースに比べて小さいものの、合計すると数パーセントになります。
LUNCバーン全体に占める出どころ別の割合(二次情報:LuncMetrics)
- テラフォームラボのウォレット(一度きり)約54%
- オンチェーンのバーン税約24%
- バイナンスの手数料バーン約20%
- その他のウォレットと端数約2%
この割合は第三者のダッシュボードであるLuncMetricsの数字で、私たちはオンチェーンでは確認していません。分類にも少し重なりがあり、たとえばバイナンスの数字には、バイナンス自身の送金で支払われた税や、ユーザーがバーンアドレス宛てに出金した分も含まれています。小数点以下までではなく、「半分がTFL、4分の1が税、5分の1がバイナンス」と読むのが妥当です。大事なのは精度より結論のほうで、日々着実に続く税によるバーンは全体の4分の1程度にすぎず、最大の一切れは二度と起きないということです。
バーンアドレスと、残高が常にゼロの理由
LUNCのバーンアドレスはterra1sk06e3dyexuq4shw77y3dsv480xv42mq73anxuです。これは普通のウォレットではありません。チェーンのバーンモジュールのアカウントで、トレジャリーモジュールがブロックの終わりごとに、そこにあるものをすべて消滅させます。いつ残高を照会しても何も返ってきませんが、それは仕組みが正しく動いている証拠で、バグではありません。
これが重要なのは、古い解説記事や一部のダッシュボードが、時間とともに増えていく「バーンウォレットの残高」をいまだに表示しているからです。それは2022年以前の仕組みを説明しているか、単に誤りです。バーンの総量はアドレスからは読み取れません。読み取るべきは総供給量の減少で、メーターがしているのはまさにそれです。
手動バーンは、そのアドレスへの通常の送金にすぎないため、ほかの送金と同じくバーン税がかかります。例で見てみましょう。1,000,000 LUNCを送り、ウォレットが税をまかなえるだけの手数料を上乗せした場合、バーンモジュールは1,000,000枚をまるごと受け取り、15,000 LUNCの税が別途かかります。そのうち12,000枚もバーンされ、3,000枚が2つのプールに回るので、供給から消えるのは1,012,000 LUNCです。手数料が税に足りない場合、チェーンは「リバースチャージ」を使い、送金額から税を差し引きます。バーンモジュールに届くのは985,000枚で、税のうち12,000枚もバーンされるため、合計997,000 LUNCが破棄されます。
LUNCのバーンを自分で確かめる方法
私たちのメーターも、ほかの誰のメーターも、信じる必要はありません。このページの数字はすべて、ブラウザ一つあれば数分で公開ノードと照合できます。
総供給量を読む
公開されているテラクラシックのノードで
/cosmos/bank/v1beta1/supply/by_denom?denom=ulunaのエンドポイントを開きます。単位はulunaなので、1,000,000で割るとLUNCになります。ピークから差し引く
ブロック7,790,000時点の総量6,907,005,702,213 LUNCから、いま読んだ数字を引きます。これがピーク以降に除かれた正味の量です。
新規発行がないことを確認する
/cosmos/mint/v1beta1/inflationを確認します。結果がゼロなら、供給量の減少はウォレット間の移動ではなく、すべてバーンだということです。バーンの瞬間を見る
ブロックエクスプローラーでバーンアドレスを調べます。バーンはブロックのイベントに
burnイベントとして現れ、burnerがバーンモジュール、modeがEndBlockになっています。ライブの税率を確認する
総額ベースの税率は
/terra/tax/v1beta1/burn_tax_rateで、バーンされない割合はトレジャリーのパラメータのburn_tax_splitで読めます。
エクスプローラーの手順では、Galaxy Finderでイベントログをすべて見られます。私たちのLUNCエクスプローラーは、トランザクションハッシュやウォレットをわかりやすい言葉に変換して表示します。1時間後にもう一度ステップ1を繰り返すと、供給量が減っているのがわかるはずです。私たちが一度測ったときは、37分間で約270万LUNC減っていました。ダッシュボードを使わずにバーンを実感するには、これが一番の方法です。
追いかけてきたコインを自分で持つなら
円建てのLUNCペアはどこにもありません。カードでUSDTを用意し、LUNCを扱う取引所へ送って購入し、自分のウォレットに出金するのが一般的な流れです。日本居住者はこのボタンの先の取引所を利用できません。
日本にお住まいの方へ:これらのボタンの先にある取引所は日本居住者を受け付けておらず、金融庁に登録された取引所でLUNCを扱うところもありません。
LUNCはどのくらいの速さでバーンされているか
正直に言えば、見出しの累計から想像するよりゆっくりです。LuncScanの全期間平均は1日約2億8000万LUNCですが、この平均は一度きりのTFLバーンでかさ上げされています。それを除いて2026年だけを見ると、ずっと落ち着いた姿になります。トラッカーは2026年4〜5月に約4440億枚、11月初めに約4630億枚の累計バーンを示しており、半年でおよそ190億枚です。LuncMetricsは秋のある7日間で6億枚近くを記録しました。どちらも1日あたり8000万〜1億1000万枚、年間300億〜400億枚程度を示しており、バイナンスがバッチを送る日には跳ね上がります。
不確定要素は2026年8月の税率変更です。0.5%から1.5%への引き上げで、課税送金ごとにバーンされる割合は0.4%から1.2%へ3倍になりました。税によるバーン総量が3倍になるかどうかは行動次第で、コストが上がればオンチェーンでLUNCを動かす量を減らすユーザーやボットもいます。私たちは推測するより数か月分の供給データを見たいと考えていますし、メーターを使えばそれは簡単です。この投票と集計の経緯はガバナンスのガイドで、最新の動きはLUNCニュースで確認できます。
バーンのペースについてもう一点。これは円やドルではなく、コインの枚数で測られています。価格が上がれば、バイナンスの手数料50%で買えるコインは減り、税は動いた量の同じ割合をバーンするだけです。価格の上昇はむしろ枚数ベースのバーンを鈍らせる傾向があり、多くの「バーンのカウントダウン」系の投稿が想定するのとは逆なのです。
「バーンでLUNCを1ドルに」が成り立たない理由
LUNCは約6.44兆枚存在するので、1ドルになれば時価総額は約6.4兆ドルです。LUNCの実際の評価額は数億ドル台前半なので、その数千倍にあたります。バーンでこの差を埋めることは、現実的な時間軸ではできません。全期間平均の1日2億8000万枚という甘めのペースでも、1兆枚を減らすだけで約10年かかり、最近のペースなら25〜30年に近くなります。しかも1兆枚が消えたあとも、5兆枚以上が残ります。
これは予想ではなく単なる算数で、どちら向きにも言えることです。バーンは確かに供給を着実に減らしていますが、それは何年もかけて一桁台のパーセントずつです。LUNCは1ドルになるかのページでは0.001ドルや0.01ドルなどの目標でも同じ計算をしており、LUNCの供給量のページでは、価格サイトの流通供給量がオンチェーンの総量より少ない理由を説明しています。
バーンとは、消えること
バーンされたコインは、バーンモジュールに届いたその同じブロックで破棄されます。使われるのを待ってどこかのウォレットに眠っているわけではなく、取り戻すための鍵を持つ人もいません。
知っておきたいほかのLUNCバーントラッカー
LUNCのバーンを追跡するコミュニティサイトはいくつかあります。どれも同じチェーンを読んでいるので、合計は上で説明した基準値の差の範囲で一致するはずです。大きくずれているものは、たいてい更新が止まっているか、古いエンドポイントを読んでいます。
| トラッカー | 状態 | 表示内容 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| LuncScan(luncscan.com/burn/lunc) | 稼働中 | 総バーン量、当日のバーン量、1日平均。USTCのトラッカーもあり | 基準値は6,907,376,873,714 LUNC |
| LuncMetrics(www.luncmetrics.com) | 稼働中 | バーン上位、7日間のバーン量、出どころ別の内訳 | 本文ではバイナンスが50%超とあるが、自身の表では約20%。wwwなしのドメインはホスティングエラー |
| LUNCdash(luncdash.com) | 稼働中 | バーンのダッシュボードとエクスプローラー | 数字は私たちは未検証 |
| lunc.tech | 停止 | 「サービス終了」の告知にリダイレクト | 古いリンクやスクリーンショットがまだ出回っている |
| このページ | 稼働中 | ピークとオンチェーン供給量の差、ライブ税率、ブロック | 正味の数字で、出どころ別には分けていない |
ツールのもう半分はエクスプローラーです。Galaxy Finder、Terraport Finder、LUNCdash Finder、ATOMScanはいずれもバーンのトランザクションとイベントを表示します。Mintscanはページこそ開きますが、テラクラシックには対応していません。
バーン税が0%と表示されるダッシュボードがある理由
ウォレットやボット、ダッシュボードがLUNCのバーン税を0%と表示していたら、ほぼ確実に読む場所を間違えています。2024年12月まで、税はトレジャリーモジュールにありました。ブロック21,163,600で実施されたv3.3.0アップグレード(提案12148)が税を新しいx/taxモジュールへ移し、旧トレジャリーの税率をゼロにしたのです。古い/terra/treasury/v1beta1/tax_rateのエンドポイントは今も応答しますが、返ってくるのは0です。ライブの税率は/terra/tax/v1beta1/burn_tax_rateにあります。このリリースについてはネットワークアップグレードのページで詳しく紹介しています。
関連する落とし穴がほかに二つあります。一つ目は、トレジャリーのパラメータburn_tax_splitが0.2となっていて、20%がバーンされると思い込みやすいことです。実際は逆で、0.2はバーンされない割合なので、バーンされるのは80%です。二つ目は、いまだに「バーン税1.2%」や「0.5%」と書いているサイトがあることです。2026年8月以降の税率は1.5%で、そのうち1.2ポイントがバーンされます。税率も配分もガバナンスのパラメータなので、投票で再び変わる可能性があります。
チェーンで確認!見たものをもとに行動したくなったら、LUNCの買い方のガイドで手順を順番に確認できます。日本居住者向けの制約も同じページで説明しています。またLUNCステーキングのページでは、税の一部がオラクルプールを通じてステーカーへの報酬になる仕組みを解説しています。
よくある質問
LUNCはこれまでに合計どれくらいバーン(焼却)されましたか?
暴落後のピークだった約6.907兆枚から、およそ4620億〜4630億枚のLUNCが供給から消えています。ピークの約6.7%にあたります。正確な数字はトラッカーが使う基準値によって変わります。このページのメーターは、公開されているテラクラシックのノードから総供給量をライブで読み取り、ブロック7,790,000時点のピークから差し引いています。
LUNCのバーンアドレスはどれですか?
バーンアドレスはterra1sk06e3dyexuq4shw77y3dsv480xv42mq73anxuで、テラクラシックのバーンモジュールのアカウントです。ここに送られたコインは同じブロックの終わりに消滅するため、残高は常にゼロと表示されます。打ち間違えたアドレスに送ったコインは取り戻せないので、送る前に一文字ずつ確認してください。
LUNCは1日にどれくらいバーンされていますか?
日によって大きく変わります。2026年を通して見ると、ざっくり1日あたり8000万〜1億1000万枚ほどのペースで、バイナンスが月次のバッチを送る日には跳ね上がります。LuncScanの全期間の1日平均は約2億8000万枚とずっと高いですが、これはテラフォームラボのウォレットによる一度きりの大規模バーンを含んでいるためです。
LUNCを最も多くバーンしたのは誰ですか?
LuncMetricsによると、テラフォームラボの単一ウォレットがバーン全体の約54%、バイナンスが約20%、オンチェーンのバーン税が約24%を占めます。これは第三者のダッシュボードによる数字で、独自には確認できていないため、目安として扱ってください。
LUNCのバーンウォレットの残高がゼロなのはなぜですか?
チェーンがブロックごとに中身を空にしているからです。トレジャリーモジュールは各ブロックの終わりに、バーンモジュールのアカウントにあるコインをすべて消滅させ、同じブロックで総供給量が減ります。バーン量を測るには、バーンアドレスの残高ではなく総供給量の推移を比べてください。
1.5%のバーン税はすべて焼却されるのですか?
いいえ。ガバナンスが定めた税率は課税対象の送金の1.5%ですが、そのうちバーンされるのは80%で、残りの20%はコミュニティプールとオラクル報酬プールに分けられます。つまり、課税送金額の1.2%がバーンされます。税率はガバナンス投票で変更できます。
出典
- テラクラシック LCD:uluna の総供給量 · オンチェーンデータ
- テラクラシック LCD:バーンモジュールのアカウント · オンチェーンデータ
- テラクラシック LCD:バーン税率(x/tax) · オンチェーンのパラメータ
- テラクラシック LCD:トレジャリーのパラメータ(burn_tax_split) · オンチェーンのパラメータ
- テラクラシック LCD:ミントのインフレ率 · オンチェーンのパラメータ
- 提案12223:オンチェーン税率を1.5%に設定 · ガバナンスの記録
- classic-terra/core:税の分配(tax split)のソースコード · チェーンのソースコード
- Galaxy Finder:テラクラシックのエクスプローラー · ブロックエクスプローラー
